一石楠耳M3参加作品・夕闇キャンバス2

 前回の続き。
 夕暮れ、という言葉を基にして、僕とカヲルくんというふたりの詩人がテーマを5つ選出し、それにあわせてそれぞれが詩を書き、朗読する。これがM3にて発表される作品・夕闇キャンバスの概要です。

 選出されたテーマは、次の5つです。
 夕闇の境界線。
 帰り道。
 朱に染まる。
 夕立。
 夏至
 これらのテーマに沿って、僕もカヲルくんも詩を書きました。
 夕闇キャンバスの特設サイトには、最終的に完成したそれぞれの詩のタイトルが挙げられていますので、それとテーマを交互に眺めて「なるほど、これがこれかな?」とか予想してみるのも面白いかもしれないですね。


 夏に僕が詩集『いまの僕にはこう見えている』を発表したあと、このブログでの詩の更新がだいぶ停滞しました。
 詩カテゴリのまとめを振り返ってみると、昨年の9月7日で一旦停滞し、その後今年の1月26日まで詩の更新がなかったんですね。
 これには実は理由がありまして、僕が夕闇キャンバスのための5つの詩に集中するために、他の詩を書くことをやめたからです。
 何度も推敲を重ねて作り上げた5つの詩は、どれも自信作になりました。夕暮れという存在の側面をさまざまな角度で検証した成果を、是非お手にとってご覧になり、聴いてみていただければ幸いです。
 まーでも、ちょっとひねくれもの過ぎるかなと思わないでもない内容にもなっちゃったんですが、その辺の中和はカヲルくんがしてくれてるからきっと大丈夫です!
 「多分一石さんはこう、ぐるぐるっとした感じで来るんじゃないかなと思って僕のほうも意識的に住み分けました!」ってカヲルくんも言ってました(笑)。


 なお、朗読のBGMとして使用させていただいたのは、闇;灯も大変お世話になっているSENTIVEさまのフリー音源でーす。
 SENTIVEさんの曲に詩をつけることはあっても、まさか曲をバックに自分が朗読することになるとは思わなかった。
 カヲルくんとナニスルケレド。SENTIVEともナニスルケレド。夕闇キャンバスもナニスルケレドもよろしくお願いいたします。あれこれコラボレーションやっていけたらいいなと思っています。