詩人の拍手

>『神経衰弱』読ませていただきました。
>緑色の苔のようなものが鼻から、血管に入りこんで、全身に広がる感覚を体感してしまいました。

 なんとも的確な感じの感想をありがとうございます。
 後日談の日記でも書きましたが、あの詩は酔った勢いで一気に書き上げて推敲をしないという、非常にあぶなっかしい作り方をしたんですが、それにしては我ながらよく出来ていると思います。でも、自分でもよくわからないまま書いたものなので、「的確な感じの感想」なんていうフラフラしたお返事しか出来ずに、すみません。


 詩の感想というのはすごく難しいですね。詩を表現するには詩人にならないといけなくて、それがとても大変。他人の詩がどういう風に自分の中で変化を起こしたのかを、わざわざ言葉にして相手に伝えないといけない。
 そんな中、こうした非常に「言われたとおりだー」と作者も納得するような感想拍手をいただくと、感謝の極みです。そして、少しだけびびります。「うわ詩に感想が来た!」とか思って(書いて載せてるの自分なのに)。
 でも、「なんかいいね」って言う感想が詩の感想の極みだとやっぱり僕は思うので、そのなんかをなんとなく伝えられる、無言拍手というのはとてもよく出来たシステムだと僕は考えるのです。うん。


 あー、ちなみに、詩のカテゴリをクリックしたら、『神経衰弱』と『失笑』が並んでいるけど立て続けに読まないように。両方ともに「〜するんだ」で話が終わっていて自分の引き出しのなさに後で気づいて僕はがっかりするんだ。またこうやって繰り返してるんだー。詩集では何回「〜するんだ」って書いていることやら。
 それから他にもいくつか拍手いただいているのですが、その返信はもう少し待ってください。やっと仕事に一区切りつきそうです。肩の痛みも……多分そろそろ決着がついてくれないと困る。