ネガティブ製作日誌

 詩の朗読に音楽を載せるのは余り好きではない僕です。音楽のイメージに引っ張られて詩がかわいくなりすぎたり、陰惨になりすぎたりするのが好みではないのです。
 朗読は声だけの一本勝負でやるのが本道だと思っています。
 だけど音楽なしで声だけでやるのは素人はやめた方が良いよ! もうノイズとかそういうのどうやってごまかしたら良いのか全然わかんないし! 声の出し方も機械の使い方もちゃんとわかってないから!
 ねこもニャーニャー鳴くし!


 そんな感じの試行錯誤を経て、だけどやっぱり思い通りのものは出来ないまま朗読を終え、「これってマグ朗とのラジオだけで良かったんじゃ……」と思いながらCDをじゅーじゅー焼いています。
 そもそもなんで朗読をやることになったんだ。ええと、一石が出すCDを買うのは一石好きな人なんだろうから、詩の朗読でもやってみれば喜んでもらえるかもしれないと思ったのか。で、これだけじゃマグ朗が何もしてないから、急遽家に呼びつけてラジオも収録したと。
 あれ? マグ朗とのラジオ収録した段階で、朗読なくても成立してたんじゃないか?
 まあいいか、朗読が気持ち悪いと思った人はラジオの部分だけうまく残るように、CDを半分に割ってください。栗の入ったドラ焼きを半分こするときに、栗が入ってる部分だけ自分の方に残るようにする要領で。


 CD焼いてる途中でノーパソをねこに机からブチ落とされたり、「買ってきたペンが太すぎて盤面に文字がたくさん書けないから」という理由でCDのタイトルを考え直したり、細かく面倒なことを抱えつつ製作を進めています。