ゆきがすき


「やあ、ぼくはゆきまる。予告どおりにまた空から降ってきたよ。さっそく超注目されてるよ」

「そしてさっそくなめられているよ」

「手のひらの上だとぼくは融けちゃうんだ。だから下に降りたよ」

「……ペンギンの親子みたいなことになったよ。ちなみにこの時もすごい勢いでなめられているよ」

「だいぶ融けちゃったなあ。まああったかくて気持ちよかったからいいかー。舌はざらざらだったけど」

「ちなみにいまのぼくのポジションはこんな場所だよ。洗面所で水を飲むねこの下」

「これは、ねこの舌」