体調不良
具合が悪い時には、決して無理をせずに「具合が悪いです」と言うようにしています。
体調不良を隠して仕事をしたり、辛いのを押し殺して人と会ったりとかは、しません。
はっきりと自分が弱っていることを伝えます。
なんでかって言うとですね、コレはわたしの過去に話が及びます。
その昔わたしは、結構な健康優良児だったんです。今から思えば信じられないほどに。
体調を悪くすることなんてほとんどないし、体も丸々として、身長も早く伸びて行ったので、体の大きな強そうな奴だったんです。
それが小学生のある日、風邪ですごい熱を出して、それに気づかないで学校に行ったことがありました。
授業中に「なんかすごい顔が真っ赤だけどどうしたの?」とクラスメートに言われ、「そうかなあ?」と返事したところまではおぼろげに覚えています。気づくと保健室で寝てて、親が迎えに来てました。ぶっ倒れたらしいです。
「へえ、具合が悪いのって気づかないもんだなあ」とその時は思いました。
それから更に年月を重ねて中学生の時。これまた学校で具合を悪くしました。このときは自分でもはっきりと、具合が悪いということがわかりました。
しかしそのことを友達なんかに話しても、「全然具合が悪そうに見えない」と言われ、もうふらふらなので早退したいなと思いながら保健室に行けば「あいつ仮病じゃないの」と後ろ指さされる始末。
この辺りの経験を機に、「体調が悪い時にはちゃんとアピールしていかないと、自分も他人も気づいてくれないんだ。どうも自分は体調不良が分かりにくい人間みたいだから、気をつけよう!」となったわけです。
ですがその後どんどん病弱キャラを定着させて行ったわたしは、だいたいいつでもデフォルトで具合が悪く、どっかしら常に痛いだの寒いだの辛いだの弱いだの抱える人になってしまいました。
特に何もなくても具合が悪そうに見える顔色、そしてそれに追随するようないつものどっかしらの不調。
なので、「一石さん今日は体調大丈夫ですか?」と聞かれても、デフォルトの不調に関してはもういつものことなので説明せず、「まあいつもどおりですよ」と答えるようになっています。まるで健康体でもあるかのように。
あれっ今気づいたけど、一周回って具合の悪さについてちゃんとアピールしてなくね?
なにこれどこで間違ったんだ。