今日は特別な拍手がひとつ

 たまにうつつを抜かしている間に、拍手の返信が滞ってしまいました。お題のものもまだ書いていないですが、この辺はコミケ終わりかな? 今週はコミケ前ということで告知や文芸に偏った更新が多くなるかと思います。お題を出してくれた方、色々と考えているところなのでもう少々お待ちください。
 では、コミケがらみの話から。
>夏コミは愉しみに、今度こそ、参戦です、えい、行きます!
>夏コミはワンピースでいけないかもしれません、すみません
>闇灯サイトでは一石さんがコミケにはお休みとあり、残念でなりません。お体のほう、心配です。お大事に・・・

 そうなんです、今回僕は闇;灯のスペースにいないので、皆さんとお会いできるのは難しいと思います。なのでワンピースを着てきても着てこなくても僕は見れません。ショック! もちろん僕がワンピースを着てきたとしても皆さん見れません。着ないよ!
 闇;灯は華々しい売り子ふたりで華々しい新作を頒布しているので、皆さん華々しい心持ちでスペースに顔を出してください。遊女さんと葉山りくさんがいますよー。これだけ華やかなら僕はいないほうがちょうど良いです。だってなんか本気でリハビリのおっさんですよ。服真っ黒だし。喪に服してるのかよ。
 でも、コミケ自体には僕は行く予定なので、どこかで黒い服で猫背の男を見かけたら気軽に声をかけてください。おそらく華々しいコスプレイヤーさんとかを眺めてゲーム系の同人誌を見て、音屋界隈に挨拶して帰るんじゃないかなと。声かけてくれればその場で詩集にさらさらとサイン。かっこいいスターみたい!
>78%はかわいさで出来ている一石さんの『いまの僕にはこう見えている』楽しみにしてます!
>もちろんCDも2枚買いだぜ!それでは一石様の回復を心よりお祈りして今からおでかけ準備。

 心強い拍手、ありがとうございます! CDもよろしくですが、こちらは闇;盛なので詩集を全面的に押してみます。
 緑色と男の子と女の子のイラストが目印のカワイイやつ、『いまの僕にはこう見えている』をどうぞよろしくお願いいたします。お部屋のインテリアにも是非。そしてたまに手にとってぺらぺらとめくってみる。枕元に置いて、寝る前に数篇読むとかも捨てがたい。優雅なアイテムです。
 それはそれとして、かわいさで出来ているのは一石じゃないやい!


 そして、全文引用というある意味楽な更新をしてしまった赤塚不二夫の葬儀の件ですが、やはりアレにはかなり反響がありました。
タモリの弔辞には自分も激しく感動中です。youtube動画で何度聞いてもあきません。
>そういう類のものではないことは分かっているのですが、その理性を飛び越えてタモリの語りにじっと聞き入ってしまう自分がいます。
>なんというか、淡々と語ったタモリのナレーションやいつものタモリ的な無意味なトークとは違い、節々に現れるゆらぎに、それでも淡々として、打ちのめされてます。
タモリの弔辞は完璧だったよなぁ。映像では見てないんですが、取り乱さずに最後まで毅然と話し終えたというところがまたいいですね。

 僕も同意見です。あれは文章としても、笑いの解釈や赤塚不二夫という人物・タモリという人物の特徴や、ふたりの特異な人間の関係性など多くの要素が含まれた名文なのですが、語っているタモリの口調がまたたまらない。あの、間と揺らぎ。まるで経文を聞いているような、何か他の世界に引き込まれそうな印象があります。
 そして映像では見ていない方は、できれば一度見てみることをオススメしますよ。本当に凄かったです。ここは意見が分かれるところらしいのですが、僕には一番最後だけ、ほんの少しだけタモリの声が濁ったように聞こえました。最後まで毅然と話し終えるまでの間に、その心の中でどんな思いがあったのか。耐えていたんだろうか。それを思うと胸が締め付けられます。
タモリさんのあれにはやられました。私もあなたの数多くの作品の一つです。には、赤塚さんの人としての偉大さと表現者の偉大さ、タモリさんとの関係がなんだか、でした。
 僕はyu-jiくんに会いに行く途中の電車の中で新聞の「私もあなたの数多くの作品の一つです」の見出しを見ただけで感動してしまいました。こりゃ、家に帰ったら詳しく経緯を調べようと思っていたんです。そして全文掲載にいたったわけですが、僕がもっとも感動したのは、この部分です。しつこいですが引用します。
「あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と」
 陰から解放されて時間は前後関係を断ち放たれる。これぞ笑いであり、僕が目指すべきところの部分です。かっこいいなあ、タモリは。


 それから、しつこくたまのことを書いていたら、たまにはまってしまった人がいました。ようし、仲良くなりましょう(笑)。
>たまですが、一石さまのおかげであさりまくりました、ちなみに、載っていたyoutubeの曲も聴きました。納得です。個人的にはオリオンビールの唄?や鐘の歌が好きです。
 僕が中学生ぐらいのときに、一番最初にたまを聞いていたときに好きだった曲たちです。モロ被りです。その2曲ばっかり聴いてました。大人になったらオリオンビールを浴びるのが夢でした。まだやってない。
 そして大概の女性はそのあと滝本さんの魅力にはまり、男性は石川さんの魅力にはまるんですよね。キャラが立ってる人たちです。
>毎回、拍手の作品が面白いです。
>一石さまのよっぽどのファンみたいでした。はい、でも、一石さまの拍手の方も相当ファン想いだと思います。

 これは、昨日のたまのプロフェッショナルな姿勢の話に繋がる形での拍手ですね。まずは拍手のお礼を褒めていただいて、ありがとうございます。しかもなんかファン想いとか言ってくれて、本当にありがとうございます。だって音楽ユニットの片割れなのにこんな文章だけのページで、せめてお礼だけでも充実させなきゃって、そう思うじゃないですか!
 しかし言われてみて初めてはっと気づいたんですが、人の感謝の念に感動して「プロフェッショナルなサービス精神というのは凄いなあ」と思えるのは、自分にサービス精神が少しでも備わっているからなんですよね。そう考えると、タモリの弔辞だってある意味では赤塚不二夫に対するサービス精神からああいった形になったんだよなあと思い。「この人の弔辞は、俺が読まないといけない、そして言わなければいけないことがある」と。責任感とも言い換えられるけど、でもあのふたりの関係で責任がどうこうなんて堅苦しいのはおかしい話で、そういう堅苦しさはたまの再結成にも似合わなかった。責任感じゃなくて自分達も楽しめる、サービスの気持ちから生まれたものがあって、それがこうして多くの人の感動を呼んでいる。
 僕もこれからずっとサービス精神の人になろうと思います。体壊さない程度に。拍手のお礼もそろそろ変えていこうかなー。


 あと、最後に。ええと、拍手では名前を出さないのが通例なんですが、異例ということで。
>どうも、カヲルです。ヽ( ´_ゝ`)ノパッ☆一石さんの詩集が出るなんて話を聞いたのですが、M3にもっていらっしゃったりしないですよね・・・
 こんばんは、カヲルさん。ヽ( ´_ゝ`)ノパッ☆
 『闇;灯のリハビリテーションルーム』をお聞きになっていた方はご存知でしょうが、だってこの人はもう、わかる人には名前隠してもこの顔文字でわかっちゃうじゃん! ヽ( ´_ゝ`)ノパッ☆
 楽しげに読み上げられなくてごめんなさい。やはり文章だけには限界があります。M3には闇;盛で出る予定なので、そこで詩集は売っているはずです。生でヽ( ´_ゝ`)ノパッ☆も可能です。「カヲルでーす」って呼びかけてください。でもM3でCD以外売っても良いのかどうか要綱に見当たらないので、まだ確約が出来ません。良く調べておきます。その前にコミケの予定と体調整えないと!
 では皆さん、また明日。ヽ( ´_ゝ`)ノパッ☆ ←今日だけのブーム。
 あと、更新してから気づいたけど、最近言及したキーワードがすごいことになってますね。今日だけが旬だからサイドバーをチェックしてみてください。