転機

 詩集を作り、少なからずの皆さんの手に渡りました。今回とべないぼうしに協力をお願いしたとは言え、僕が自身の力で作品を作って世に送り出したのは、これが初めてです。CDでもなく、ゲームでもなく、僕が僕の言葉を自分でまとめたもの。そして生まれてはじめて作った同人誌です。
 オードリーは先日、初めて僕になでられてノドをゴロゴロと鳴らしました。会ってから一度もそんな様子を見せたことはなかったけれど、ついに僕に、ほんの短い間とは言え、心を許してくれたのです。
 僕は今、精神的・仕事的な転機を迎えています。これからは色々とやることや表現していくことが変わっていくかと思います。既に詩の表現にその傾向は現れていることを、自分では実感しています。外から見てどういう風に見えるかは、自らを客観視するのは不可能なのでどうにもよくわかりませんが。


 これから少しずつ変わっていくことがあると思います。
 今まで一石が好きだった人にはあまり面白くない一石に見えてしまうようになるかもしれませんし、逆にそれほど興味のなかった人に「これは面白い人が出てきたな」と思わせることになるかもしれません。
 ところで、オードリーは一度ゴロゴロとノドを鳴らしてくれましたが、それ以来僕に心をすっかり許すようなそぶりは見せませんし、今日なんかは悪いことをしかりつけていたら、ストレスでごはんを戻してしまいました。
 こんな風に、結局何も変わらず元通りの事態が続いていく可能性だってあるわけです。結局一石楠耳は一石楠耳のままかもしれないし、オードリーはオードリーのままかもしれない。
 それに、変化がどうこうというのであれば、皆さんが変わっていくことだって大いにあるわけで、ある日急に僕のことが嫌いになったり、大好きになったりするのかもしれないのです。それは、誰にもわからないことなんですよねえ。


 でも、確実に転機を迎えているとは思うので、これから少し更新の方向性が変わるかと思います。
 毎日更新を楽しみにしていただいていた方には申し訳ないですが、自分が納得行く形のものが書きあがったり、体力や精神との兼ね合いで更新をしていきますねー。
 さしあたって、拍手のお礼をいっせいに更新してみました。これまた人を選ぶ内容で更新してみましたが、気になる方は一度か二度拍手をしてみてください。
 それでは、次の更新まで。木の葉がくれの術。