暮らし暗雲日暮さん

 水道トラブル5000円。
 トイレのトラブル8000円。
 その場で作ってくれる汲み上げ豆腐、サザエのキモや秋刀魚のあぶりなどちょっと珍しいものも入った刺身の盛り合わせ、苦味の利いた稚鮎の天ぷらと小躍りするほどうまい舞茸の天ぷら、ハモのウニ焼き、ニ八そば、鯛めし、それから日本酒あれこれ呑み比べでしめて8000円。
 二週間分ぐらいの食費は優に飛んだけど本当においしいから仕方なかったよ8000円!
 そんな風に急遽呼び出されお酒をかっくらって来る生活をしています。お金は無いけどどーにかしようー。仕事をしようそうしよう。
 金のないやつは俺んトコに来るな。俺もないから無心はするな。


 さて本日はこれから友達が家に来て、一日遊び倒します。あれ? 仕事できない?
 でもそのうちのひとりは6年ぶりぐらいにみんなが会う人なので、今日はこれはこれで大事な日だから遊んで暮らすのが僕の供養なんです。供養ってなんだ。多分脳の。脳供養。
 針供養とか言って豆腐に針刺して労をねぎらうのと同じ感じで、脳を供養します。豆腐に脳を刺して今日は暮らします。
「ああ、イソフラボンが落ち着くわー」 ←脳。