SABE先生勘弁してください

SABE先生について
 漫画家のSABEさんが亡くなっていたということがニュースとして流れました。


 徹夜で仕事をひとしきり片付け、テンションが上がったままメールを書いたりラジオの編集などをしたりしていたら、訃報を聞いたのが今朝。
 がっくりと力をなくしてそのまま眠って、「まー仕方ないだろう人はいつか死ぬもんだし」と無理やり納得させようとしたけど目が覚めても納得できていなかった。
 享年41歳。妻と別れ、娘と別れ、最近そのお姿を見ないな、でもあの人のことだから僕の知らないところでなんか面白い漫画描いてるんだろうと思っていたら、今年の頭にはもう亡くなっていた。
 あー。なんか頭真っ白になって妙に落ち着かないけど気落ちはしているという。今日一日完全にスイッチが切れたので、喪に服すという表現で乗り切ることにした。乗り切ることにしたってなあ。
 なんかね、朝に第一報を聞いたときよりも、目が覚めて各所で死去に関する言葉や感想を見つけるにつけて、外堀が埋まっていくように喪失感が増して行ってるんですよ。


 才能ある漫画家さんのひとりでした。ダウナー感とアッパー感を共に作品の中に散りばめた、破天荒なギャグやストーリーをこなせる人でした。淡々とやってるのか投げやりにやってるのか良くわからない漫画に、なんかパワーみなぎってました。
 追悼版が出版されるそうですので、ご存じない方はこの機に一読をおすすめいたします。
 ご冥福をお祈りいたします。
 ご冥福をお祈りいたしますとか言わせないでくださいよSABE先生。そんな早死にとかして周りを悲しませる人でしたっけ? どっちかっつーとワニマガジンと手を組んで訃報ドッキリとかやる人でしたよね?
 くっそう! あーもー。