女の意地と男の意地

 なんとなく思ったんだけど。
 女の意地は誰かに対抗するようにして発生するものが多くて、男の意地は自分で自分に勝手に課したルールのようにして発生するものが多い気がする。
 統計取ったとかしっかりとした裏づけの理論があるとかじゃないので、あくまでイメージなんだけど。
 『女の意地の張り合い』って言葉は良く聞くけど、『男の意地の張り合い』は実のところマンガとかでのシチュエーションじゃないとあまり見かけないんじゃないかなあ。男の場合は『男の意地を貫き通さねば』とか、他人に向けて発するんじゃなくて自分の中で反芻している感じがする。
 ただ単に僕が島本和彦のマンガの影響を受けているだけかもしれないです。島本マンガの男の条件で育った口なので。
「なぜやらねばならないのか! わかった、君に説明してやろうじゃないか!」
「それには三つの条件があるのだ!」
「ひとつ! 男にはやらねばならないときがある!」
「ふたつ! いまがそのときである!」
「みっつ! 俺は男である! 以上だ!」


 男女でけんかになって意地の張り合いが始まった場合、男の方から折れるべきだってよく言われるのは、意地の張り合いは女性の方が長けてるからなんじゃないのかとかも思います。どうせ男の方が先に心が折れるから自分が悪くなくてもとっとと謝っちまえと。
 ところで、「女の意地は張り合うもの、男の意地は守るもの」とか書くと銀魂のサブタイトルみたいですよね。
 最近密かに、銀魂のサブタイトルみたいな何かうまいこと言ったっぽい言葉を考える遊びが流行ってます。脳内で。
 「涙の味がしょっぱいのは甘えてばかりいるなってことだ」とか。いま考えた。


 今週のジャンプでついに、アイシールド21が終わりを迎えました。
 正直世界編はどうかという展開でしたが(日米対決だけで終われば良かったと思うんだけど、本当は色々構想があったのがアンケの関係ですっ飛ばされたのかなあ)、最終回は非常に良かったです。
 これにて僕がここ数年ジャンプを買っている理由として楽しみに読んでいた連載の、ネウロとアイシールドが共に今年の上半期で終了してしまいました。
 ずっと楽しみに追い続けていた連載ふたつはこうして終わりを迎えてしまいましたが、まだワンピースは続いているし(最近だいぶ目が離せない)、スケットダンスは読み逃したくないし、ハンターハンターもいつ戻ってくるかわからないからまだまだ買い続けるつもりです。
 でもワンピとスケットだけで良いなら立ち読みという手もゴニョゴニョ。スケットはなんならいまからコミックス集め始めてコミックス派に移行しても良いしハンタはずっと休んだままだしうーんうーん。
 だけどもうかれこれ20年以上はジャンプ読み続けてるし、とんでもなく暗黒期だと言われてたときもしっかり買って全連載読んでたから、買うよ! そして全ての連載を読み続けるよ!
 男の意地だから!!
 この別に誰も得しない無意味な感じが男の意地って感じだと思うの。