ほのぼの注射

 今日はねこのオード・リーにワクチンをうつために動物病院に行ってきたよ。
 キャリーバッグで運ばれているかわいい様子の写真を撮影し忘れたので、他の写真でお茶を濁しながらレポートするよ。

 家から引っ張り出したら超にゃーにゃー言う。ラジオ収録中にもこの半分ぐらいでも鳴いてくれたらうれしいなと思う。
 歩いてすぐの動物病院にレッツゴージャスティン。今まで行った事ないところだったけど、なんか雰囲気は良い病院でした。
 行ったらめちゃでっかい黒犬がいた。黒犬の診察が終わるまで、犬やねこの行方不明張り紙を見て過ごす。本棚に「よいネコ、悪い癖」という本があったので、「これを読めばオード・リーの噛み癖をどうにかする方法がわかるのでは……」と手が伸びそうになるが、犬の診察が終わりそうだったのでやめる。
 初診なのでカルテ用の基本説明事項を書いて手渡すと、先生が名前を見て「おお! なんていうかタイムリーな名前だね!」と早速食いつく。診察中にも「チィースって言ってご覧、チィース!」と微妙に間違えていた。
「でもね、実は顔立ちがオードリー・ヘップバーンみたいだからって言うのと、いつもオドオドしてるからこの名前になったんですよ」
「そうなのwww」
 先生ツボに入ったらしく、ウケる。

 オード・リーは久々に大分しおらしく、ずっとびくびくオドオドしてました。
 先生は終始「いやー、かわいいねー。こりゃかわいいわー!」と褒めてくださってました。「家に三匹いるけどこんなにかわいくないよ」とも。
 良かったなかわいくて! ねこはかわいいのがお仕事だもんな。
 あっさり注射は終わったので、ついでに先生に質問をする。
「この子すごい噛むんですけど、僕の手が傷だらけなんですけど、こういうのってどうにかなるんですかね」
「うーん、どうですかねー。大体しつけは難しいんですが、せっかくだからその手のことが書いてある本をお貸ししますよ」
「本当ですか!」
「好きなときにお返しください、別に図書カード作って一週間後に返せとか言いませんからw」
 と言うわけで、待合室にあった本を貸してくれた。おお、さっき気にしてたヤツじゃん。家に帰ってじっくり読めるぞ。いい先生だなー。

 注射が終わって待合室に戻ると、元気な小型犬(パピヨンかなんか)を2匹連れた人と、大き目のキャリーバッグでねこを連れてきている女性がいた。さっき診察中にねこの唸り声が聞こえてたのはこの子か。
 女性はちょっと大柄で派手目な服装の人で、連れてるねこも大柄で存在感の強いねこだった。
「わー、小さい」
「わー、大きい」
 お互いのねこを見て評価。
「僕、大きいねこ好きなんですよー」
「あらわたしは小さいねこの方がw」
 続・お互いのねこを見て評価。


 16年ほども生きてる長生きねこだそうです。
 ずっとしわがれた声で「ンヂャー」見たいな声で鳴きながら撫でられてた。
 体重6キロ越えだって。オード・リーの倍ぐらいある。でぶねこだ!! そしてウチのねこはちびねこだ!!
 聞けば向こうのねこは滅多に他のねこと顔合わせしたことがないそうで。ウチもそうなので、試しにバッグから顔だけ出し合って見たら、しばらくお互いがのそーっと近づいた後、びびって両者バッグの中に逃げた。
 受付のお姉さんがそれ見て笑ってた。