積極的無関心の、無能と苦悩

 二十歳になった折、学生時代のちょっとした友人から選挙期間中に電話があって、「今度の選挙でここに入れてくれないかな」と言われました。よくあるあれです。
 そのころわたしは、相手の立場とか政党がどうとか何でそんな電話がかかってきてるのか、全然知らないしわからない状態でした。
 わたしは「ごめん、政治には関わらないことに決めたんだ。不干渉だし文句も言わないことにしたの。だから投票は出来ない」って返事して、「君はなんか、相変わらずちゃんとしてるね」って何故かほめられました。
 ほめられるようなことはしてないし、ほめられるようなものの考え方でもないと思います。でも一応、自分なりに考えて決めた結論ではあります。
 この結論のままでいいのかどうか、最近は少し考えることもあります。それに費やせる時間もあまりないけど。
 
 今回は選挙カー、そんなに目立ってうるさく走り回ってる気がしないです。
 窓を網戸にして暮らしているので、外からの音や行きかう人々の声が漏れ入ってくる環境で過ごしているのですが、昼でもそんなにうるさくは感じないです。
 窓辺にねこが立って、「あ、ねこだー」「かわいいよ、ねえ」とか言われている声のほうが、よく聞こえます。
 この出口調査の情報を元にするなら、ねこが一番票を取ると思います。