久しぶりに自分の病で医者
目の周りの赤みやら痒みやら、ようやく皮膚科にかかってきました。いい加減痒すぎる、なんか薬もらってささっと治しちゃおう。
昨日もさまざまなネガティブ面倒くささ要因を跳ね除けて着替えて「さあ行こう! 痒みの生活ともこれでおさらば!」ってとこまで行ったんだけど家を出る直前に「今日休診じゃん」ってことに気づいて翼が折れたんですけど(レッドブルで生えるらしいから今度飲みますけど)、家を出て病院の前で気づくよりは良かったよね。そのときは十二枚の羽根全てが折れてます。レッドブル1ダース必要になるところだった。
で、今日初めてその皮膚科に行ったんだけど、病院慣れしている自分が「うわあこりゃ出直すほうがよさそうだぞ」と即座に思う程度の患者の群れ。多い多い。広めの待合室が埋まってて、病院の外のベンチにまで人が座って待ってる。
病院の外のベンチ? ここはラーメン屋か? とにかく多い。レッドブルを半分ぐらい飲ませて欲しいぐらいには折れかけた。
20人以上いる患者さんが全員女性だし。場違い感がすごいんです。
ただでさえ「おっさんが顔の皮膚がどうこうとかで医者にかかるのは経年劣化を恐れてアンチエイジングアンチエイジングと魔術師呪文みたいなのを唱えてる中年ぽくて嫌なものだ」と気が乗らなかった自分なので、帰ろうかどうか一度本気で検討したんですが、自分がシナリオ書いたゲーム遊んでたらすぐ呼ばれました。シナリオ仕事やっててよかった。
お医者様の前で帽子を取って「この辺りがですね」と目の周りを見せるとあからさまに「うわあ」って顔をされて、「これは……ちょっと、ねえ……」とか言われて初めて自覚しました。赤みと痒み、相当ひどいみたいです。
常に泣きはらしたみたいになってるもんなあ、目の周り。悪の女幹部とか隈取の下地を作った歌舞伎役者みたいになってるんです。
顎の痒みもひどいので、「以前からヒゲをそると痒くはなるんですが、最近腫れちゃってひどいんです」と言って見せると、こちらも「うわあ」。
顎は女医さんが何度も何度も確認のために手でこう、くいっと持ち上げるものですから、口づけでもされるのかと思った。
口づけの代わりに薬を二種類塗りたくられて、診療終了しました。口に塗られたんじゃないよ、患部にだよ。
そういったわけで場所に合わせて塗り薬二種、飲み薬も一種処方されて、帰還。
具合が悪いのに病院に行かない人に対して「面倒くさがらずに一度専門家の意見は聞いたほうが良い、その結果どうするかはその後決めればいいんだから。時間がない? 医者にかからずに悪化させたら、余計に時間をロスし続けるじゃないか。しかも治療が遅れれば回復も難しくなってどんどんロスも取り戻しにくくなる」と普段は言うわたしなのですが、振り返ってみると今回の自分はまさにそれだ。
「いずれ治るだろ、皮膚科とかよくわかんないし面倒だし」と構えてないで、早く医者にかかればよかったですね。
治るまでだいぶかかりそうだ。あのお医者様の様子と、受け取った薬の量、次回通院の約束を取り付けられたことからして。