美少年七冊一気読み
物憂げな美少年やりたい欲がにわかに高まってきています。この欲求を抑えきれません。
そういう言い方すると御幣がありますが、事実なので仕方がありません。もとい。TRPG的にそういうキャラやりたくなったの。
その理由は、塩野干支郎次のマンガ『ユーベルブラット』を読んだからです。
ガンガンオンラインで第一話も読めるみたいですね。→●
塩野さんはわたしが大好きな、女装美少年がアイドルに仕立て上げられて何かとヒドイ目にあうマンガ『ブロッケンブラッド』の作者で、そちらは前から読んでました。
『ユーベルブラット』も表紙見る限り美少年が主人公だしタイトルも似てるし、なんとなくそれっぽいファンタジー作品なのかと思ってたら、読んだら面白いじゃないかこれは!
個人的にあんまり好きになれないアニメやラノベ寄りのファンタジー(アニオタに堕したファンタジーもどきと呼んでる)と違って、かなりしっかり中世ファンタジーしてる。ベルセルクとかみたいな。こういうの好きなんだよ、やったー。
絵もかわいいし、一話一話のノリは軽くて読みやすいものの、まとめて読むと設定も世界も重厚にファンタジー。
今のところ0〜5巻まで読みました。好きなキャラはロズンとゲランペンにアルテア。
昨日、取り掛かってた仕事上げたので、今日は一日マンガ読んで過ごしてました。
尾玉なみえのまさかの四ヶ月連続刊行単行本のひとつ、『たおれて尊し!』も読んだけどこれがまた面白い!
尾玉ギャグはキャラが出揃ってくるまでエンジンがかかりにくい印象があるんですが(その上それがこなれてくる前に連載が終わっちゃって新連載でイチから仕切り直しとかあるんですが)この作品はかなり初期からまとまってます。
独特のあの、ローテンションでハイブロウなやりすぎ感あるギャグはいつもよりは抑え目で、読みやすいし、でもやっぱり面白い。
あと、主人公の男の子が妙にかわいい。
尾玉さんの作品に出てくる男の子は、危険な嗜好のいたずらっ子なことが多いんだけど、それでも大体無邪気なカワイさが備わってる。このマンガの男の子は、いつもよりもかわいさが何割増しかになってます。すすむ軍団もかわいい。
すすむ君と師匠の先生が妙に仲いいしどっちも見た目もかわいいので、腐った人のカップリング欲も満たされるのでその筋の人は読むといいよ。
これも立ち読みできますね。→●
『たおれて尊し!』は内容的にもゲラゲラ笑えたんだけど、最終ページ折り返しの作者コメントにも笑った。
「いつも発売日に新刊でお買い上げいただきましてありがとうございます」
皆さん尾玉先生に二刷りのチャンスを! 書店にいつ行っても置いてある権利をお与えください! 面白いから買ってね!