「何の、何の用件なんすか」「お水をください」
8月中盤〜後半にかけては、里帰りする母の都合に合わせる形で、実家に戻って父の世話をしてきました。一週間ほど。
実家は小さな理由がいくつも重なりあって、仕事を進めるには非常に向いていない環境です。なので、仕事の連絡などは行ったものの、基本的に執筆のたぐいは何もしないで過ごしました。
一週間の夏休みのようにも思えるこの期間ですが、あまり自由の効かない環境で父の世話や家事などをして過ごし、やらなきゃいけない仕事があるのに強制的に休まされて気ばかり焦るという、全く休まらない時間でした。
その上この、「実家で何も出来ない一週間」を確保するための準備にも手間取りまして、行き来の間に失われた体力も加味すると、実にこの一週間の倍近い時間を無為に過ごしたような形。
元より一生の3分の1は、何も出来ずに転がってねこを撫でることぐらいでしか過ごせないこのわたしという生き物からすれば、実家行き来のおかげで費やした時間14日分に、いつも恒例の何も出来ない期間10日間を足して、合計24日間は今月何も出来ずに過ごすわけなんですよ!
まったくどういうことだ!
などと自分のポンコツ性能をどや顔で提示して見せていた間に、水道が止まりました。
トイレ行って水流したら次の分が補充されねえ!
実家行き来の間に、「あんた払い忘れてる水道代あるけどもうじき止まるよ。いやマジなやつだからこれ。引き止めるなら今のうちだから」っていう告知が来ていたらしいんだけど、それを確認しておらず。
生まれて初めて水道止められて、さしあたって朝飯で食うはずだった舞茸のスパゲティが作れなくて途方に暮れたりしました。
請求書のたぐいを書いて郵送するついでに水道代を支払い、水道局に開栓のお願い電話をして、「2時間ぐらいかかりますねー」と言われて買い物して帰宅。
すると自宅の前に、既に開栓手続きをしてくれている水道局のおじさんが! 支払いから30分も経ってないのに! ありがとう!
かくしてようやく顔が洗えて、今です。
昨夜に限って「顔の痒いところが気になるから、クリーム塗っちゃえー。ついでに顔中に塗っちゃえー。明日起きたらすぐ顔洗おーっと」なんてことをやったのが良くなかったのかもしれない。普段やらないようなことをすると予想外のつまづきが発生するフラグ。
さて今日洗って干すつもりだった洗濯物はどうしましょうか。溜まってますが。溜まってますね。