クトゥルフ神話TRPGの呼び声

 月曜にクトゥルフ神話TRPG遊んできました。
 知人のユウさんに呼ばれたので。「初キーパーやるんだけど一石さん混ざれよおお」って呼び声がしたので。だから潜りますよね。深海にね。それでダイオウイカに食われますよね(流行に乗る構え)。
 もしくは密漁しますよね。まぶたと呼ばれている貝がゆるやかに閉じていきますよね(作詞ファン一部笑)。
 
 本題。
 今回は、現代日本ものクトゥルフ。舞台は渋谷。
 わたしは石楠花芳一(しゃくなげほういち)という、虚弱な37歳のゲームシナリオライターをやりました。
 おいみんな聞いてくれよ、だけどこいつSIZが16もあるんだぜ。でけえ。しかし耐久力は7だ。銃弾が一発当たると4分の1で即死だ。自分に照らし合わせるならそりゃそうだ、死ぬ。
 ちなみにルルブでSIZ値と実際のサイズの比較表みたいなの見たら、最低値の8の大きさが、だいたいわたしと同じぐらいだった。アメリカ人感覚だと36分の1の確率でSIZをピンゾロ振ったら生まれたのがわたしだ。
 
 あと、宗教組織の幹部のキャラを作った人がいました。
「宗教何にしよう」
「空飛ぶスパゲッティモンスター教でいいんじゃないすか」(提案・一石)
「ああ、地獄にはぬるいビールしかなくて、娼婦は全員梅毒持ちなんでしょ?」
「わたしスパモン教の福音書持ってます」
「は?」
 何故かスパモンが共通言語の人々ばかりが集まっていたので、結果本当にスパモン教になりました。
 渋谷にスパモン支部があることになった。ラーメン(祈りの言葉)。
 
 ということで出来上がったのが、神宮寺四郎(34)という、宗教屋。
 オカルトなどをかじってはいるものの、宗教を金儲けの道具にしかしてないので、自身は信仰心は別にねーよという厄介な人。もちろん信仰はスパモン。まあ信じないのもわかる。
 しかしそれを本当に信仰しているディレッタントの女子が、隣にパトロンとして生えて来ました。名前は天王洲一華(てんのうずいちか・24歳)。
 なおこのプレイヤーさんはスパモン教について知らず、皆が共通言語として話す「聖餐は麺類」「宇宙はスパモン様が大酒を飲んだあとにお作りになられた」などについて行けず「えっ? それホントにあるやつなの?」と振り回されていて大変でした。
 何せ金持ちお嬢様としてパトロン役かつ信者になろうと、宗教に入ると決めたあとで「スパモン教にしよう」となったので、仕方ない。野良パスタに噛まれたと思うしかないです。
 そして最後に四木楓(しきかえで・38歳男)というインテリヤクザが誕生し、我ら探索者一行はここに集ったのである。
 
「これ誰をメインに話を振っていけばいいんだ……?」早速悩むキーパー。
 ヤクザと宗教とパトロンは利権関係であっさり繋がったものの、だとして事件にどう絡めるべきなのか、依頼とかどうすんだこれといった問題が。確かにそうですよねどうしよう。
 ライターはその点使いやすいけど、他PCの三代勢力と繋がりが見いだせないという。ガッチリと手を組む宗教! 暴力! 金! 残されたゲームシナリオライター! 格差社会
 
 なお、宗教屋の神宮寺と、そのパトロンの一華ちゃんは、共にキック技能を極端に上げたキックの鬼と化していまして。スパモンモンクですよ。
 渋谷の宗教支部でも信徒たちによるキック麺打ち修行が日々行われていましたので(書いていて意味が分からないがそういう修行です)、わたしのPCの石楠花芳一はですね、面白そうだからそれを取材に行こうじゃないかということで繋がりが持てました。
 女性信者の鍛えあげられた脚が目的なんじゃないんですよ。このキャラクターは石楠花芳一だって言ってるじゃないですか! ちなみにねこと一緒に横浜に住んでいます。そういう設定です。
 
 シナリオの展開としましてはですね、ライターらしく図書館技能や目星であれこれ調べていたわたしのPCはですね、何故か全くSANチェックにぶち当たらなくてですね。最後まで1点も減らなかった。
 宗教二人も何度か判定したものの、判定は概ね成功で減ったのは数点。
 インテリヤクザの四木さんだけが、異形の存在との接触もいやーな儀式も何故か全部当たりを引いて、一人でごっそり正気度減ってました。別に望んでそっち方面攻めてったわけじゃないのに、かわいそう!
 しかも頭の中によくわからない神話性物が入り込んでいくなどという恐ろしい目に会いましてですね、インテル入ってるですよ。まさかのインテルヤクザ。
 とはいえ完全にストーリーの主役ポジションだったので、プレイヤー本人はとても楽しそうでした。これもこのゲームの醍醐味ですよね。
 まあわたしも耐久度が低くて、怖がる間もなく死にそうになった瞬間は有りましたけどね。無事に生きて帰れたんで、この神話体験をネタに、這い寄ったりするラノベを書いて一発当てる未来が待っています。
 石楠花先生の次回作にご期待ください。HAPPY END
 
 今回は誘ってくれたユウさんと、あとはしお。さんが知ってる人っていうだけで、その二人ともセッション一回しか遊んだこと無いし他のプレイヤーさん初対面だし、自分だけ部外者感満載で大丈夫か……? と恐る恐る遊びに行ったのですが、とても楽しく過ごせてよかったです。
 誘ってくれたユウさんありがとう。遊びやすくていい環境でした。
 ゲーム後の飲みで話してたら、みんな自炊ヤーで、一人暮らし実践料理話とかずっとしててそれも面白かった。
 横でしお。さんが「BLものはあのままならない感じが、禁断の恋だからこそっていう前提がね、いいんですよ!」って言ってて、それは自分も同意だし、一昨年の年末に忘年会の帰りにそれ同じ話二人でしたやつだわ、ってのも面白かった。
 
※オチに困るといつも腐った話に任せるのはやめましょう