無国籍っぽいそうめん

 僕は最近、炭水化物といえばそうめんばかり食べている。
 僕は昔からそうめんが大嫌いだった。そうめんなんてそんな好き嫌いのあるものじゃないと思うだろうけど、僕はとにかくこれが大嫌いで、両親はそうめんが大好きで、夏場は何かというとそうめんでゲンナリだった。特に僕は、夏場になると体温が丁度いいぐらいに上がって調子が良くなり、重たい油モノとかでもガツガツ食べられる人だったので、「夏はさっぱりそうめんを」って言うのがすごく納得行かなかった。
 でもいまそうめんばかり食べているのは、節約のためです。麺類好きなんです。そうめんって、茹で上がるの早いでしょ。ガス代の節約になるでしょ。だからそうめんばかり食べてます。あと、僕がそうめんを嫌いなのは『母親がそうめんを茹ですぎていて柔らかぼそぼそで薬味も何もなかった』って言うのが原因だったみたいで、自分で茹でて食べるそうめんは実は好物だったりします。

そうめん ミディトマト(中玉の奴) オクラ 卵 オリーブオイル ダシのもと

 まずはゆで卵を作ります。どうせ作るなら何個かゆで卵を作ってしまいましょう。作り置きしておくと、いろんな料理に使えるから。茹でている途中でオクラも入れて一緒に茹でてしまいます。トマトも入れて軽く茹でます。色よく仕上がったらトマトとオクラは取り除き、ゆで卵は出来上がるまで、放置。茹で上がったらもちろん流水で冷やして、カラをはがしやすくしておきましょう。で、カラをもぎもぎ剥いでしまうと。
 ここまでが下準備。そうめんを茹でます。茹で上がったらザルにあけて、流水で洗います。皿に載せて、ダシのもとを少しだけ振りかけて混ぜ混ぜして、ゆで卵をほぐした奴を載せる。オクラとトマトも載せまして、オリーブオイル適量とお醤油をかけて、出来上がり。

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 実はこの料理、少し失敗しました。ダシのもととオリーブオイルがケンカしちゃってるのです。しかし、ダシとオリーブオイルの組み合わせを醤油でまとめるとおいしくなるのは他にやったことが何度もあって、事実として知っているので、何が悪かったのかは、原因は不明です。多分、バージンオイルを使うか、ダシのもとじゃなくてかつお節をかけるかすれば解決すると思います。もしくは無難に油をごま油に変えるとか。
 そして肝心の味ですが、オイルとダシとの具の絡みは最高です。麺だけいまいちおいしくなりきれてなかった。グチャグチャに混ぜてから食べればよかったのかなあ。トマトの酸味やオクラの食感は端休めみたいだし、卵とオイルとダシと醤油を混ぜて、ずずっとすするのはすごくおいしかったです。
 というわけでいまいち納得がいかなくて悔しかったから、もう一品作るぞ!