夜に食べる

 昨夜、豚ばらブロックを煮込んで角煮を作った。
 角煮は煮るのも味をしみこませるのも時間がかかるので(煮るのに1時間以上、味をしみこませるのに一旦冷まして置いておいたりしないといけない)、晩御飯を既に食べたあとに、もう深夜とも言える時間にぐつぐつ作り出した。明日のごはん用に煮ておけばいいやと思って。
 そうしたら、豚の脂と醤油と砂糖の混じりあったいい臭いが家の中全体に立ち込めてしまった。おいしい角煮が出来上がったのはいいけど、家の中がどこに行っても角煮臭がするのでなんか落ち着いて眠れない。
 あと、換気扇回しっぱなしなので多分家の外も夜中ずっと角煮臭がしていたと思う。


 今晩のメニューは、焼くだけで出来上がるように仕込がしてある状態でスーパーで売られていた、鶏胸肉のカツレツ。フライパンに多めのサラダ油をひいて、じゅーじゅー焼きました。
 付けあわせが欲しかったので、青菜とコーンを、カツレツ焼いた残りの油でそのまま焼き炒めて、処理が面倒な残り油は自分の胃の中へと廃棄することに。
 なんかこの前ケンタロウが付け合せ用にコーンをフライパンで焼いてバター添えてたのがめちゃうまそうだったので、それに憧れてコーンを焼いてみましたー。
 コーンがすごい勢いで台所を跳ねまくりましたー。
 うわーポップコーンだ! 熱いうるさい厄介!
 なんだろう、何がいけなかったんだろう。油が多すぎたから跳ねまくったのか、それともコーンの水分が取りきれていなかったからだろうか。
 まあいいや、とっとと炒めて付け合せも完成して、カツレツに添えて晩御飯完成ー。
 と台所でやっていたら、盛り付けた料理がお皿ごとシンクに落っこちた。散らばる野菜とカツレツたち。
 1分ぐらい、呆然として嘆いて天を見上げてうなだれる。がっかり。絶がっかり。
 ひとしきりがっかりしてから、なんとか無事だった野菜たちをかき集め、カツレツは汚れていないかを確認して再度フライパンで表面を加熱。シンクの中にぐじゃぐじゃに散らばってしまった付け合せは、泣く泣くゴミ箱に。
 悲しみにくれながらカツレツをほおばったら、中が生焼けでした。この後おなか大丈夫かなあ。


 こんな油まみれの食事をしている割には、体重も体脂肪もすとんと減ってきた。増えたと思ったらまた減るか。ダンベルちょっと持ち上げただけですぐに体重が変動するから、なんかダイエットとかいうよりは育成シミュレーションゲームとかやってるみたいだよ!