パピルスの謎が解けたのさ

 女装美少年が魔女の血族の力で悪の錬金術師と戦う一方、国民的美少女アイドルユニットとしても活躍するという『ブロッケンブラッド』は、わたしの愛読するマンガのひとつです。
 以前にも写真を掲載しましたが、応募者のみ購入できるというドラマCDを入手してしまうぐらいには大好きです。

 主人公の健一君が所属するアイドルグループはその名を『KGB48(カーゲーベーフォーティーエイト、警視庁ガールズバタリオン)』といいます。元ネタはあれとかあれとかですね。
 そこからデビューした、健一君を含む美少女三名(実は全員女装美少年)によるユニットは『KASH MASH(カッシュマッシュ)』と言う名が付いています。
 だいぶ長いこと読んでるのに、今日ふいに「ああそうか、『KASH MASH』って『かしまし娘』か!」ってことに気付きました。
 こんだけ言葉遊びを羅列する漫画で、それをいちいち取り沙汰して元ネタを探るのも楽しみの一つで、自分自身も言葉遊び大好きなのに、今まで全く気付かなかった!
 
 こういうことは実は結構よくある気がします。
 同じくわたしが好きなバンドのたま、このメンバーだった柳原陽一郎と言う人は、『だるまだまるな』とか『とこやはどこや』とか人を食ったタイトルの曲を作り、そういうダジャレみたいな歌詞をよく歌う人でした。
 そんな彼のたま加入より以前に作った曲で『摩天楼のそばでずっと』という一曲があります。
 「待てるなら 待ってろよ 摩天楼のそばでずっと」と言う歌詞なのですが、たま脱退から更に何年も経過して、ソロでもこの歌を歌っていたある日に「これダジャレになってるじゃないか!」と気付いて一人悶絶したそうです。
 聞いている人たちの多くは「えっそのつもりだったんじゃなくて?」と思ったようです。
 自分も例にもれず、歌詞を書くときに色々と手を変え品を変え言葉遊びや意味のすり込みなどを行っているんですが、自分でも無意識のうちに韻を踏んでしまっていることがあります。
 そういうのを他人から指摘された時には「そ、そうだね。さすが一石さんは韻を踏むのがうまいね!」と返すようにしています。
 今のところ挙げたエピソード3例のうち、2例が自分の話ですが、自分がうっかりしているだけというわけではないと思います。
 世の中の作詞とかしている人はみんな同じ経験を何度もしているはずです。間違いありません。確認はとってないですけど間違いありません。